労畜の楽書き帳

労畜(https://twitter.com/rebreb01541)の雑記です。

「僕の心のヤバイやつ」とは違った意味でヤバイ自分の人生に想い馳せる

「僕の心のヤバイやつ」の2期がヤバイ程に良いのは言うまでもないと思うし、どれだけヤバイのかは恐らく巷で流行りのSNS・Xや個々人のブログなどで書き尽くされているから書くまでもないと思う。


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そんなヤバイ作品である「僕の心のヤバイやつ」の2期を見ながら、個人的にヤバイ程良いと感じたのが、OPソングである。どれくらいヤバイ程良いと感じているかというと、ほぼ毎日リピートして聴いているくらいには良いと感じている。

正直なところ、「僕の心のヤバイやつ」の2期がどうでも良くなるくらいには、OPソングであるあたらよの「僕は……」にハマっている。本曲に恋を知るくらいに、本曲が好きで、ふとした瞬間にYouTubeを開いては本曲を聴いている。

「いやさ、お前は一体全体何を書きたいんだ」とでもそろそろ思われそうなので、前置きはここまでにして本題を書きたいと思うのだけど、冷静に考えて本ブログは楽書き帳なわけで、前置きも糞もなく書きたいことを書き散らすのが在るべき形である。

というわけで、あたらよの「僕は……」の話に戻るのだけど、本曲は様々なところで原作を読み込んだ曲であるとか、本アニメ・原作漫画の主人公である市川が書いた詞だろうとか言われているほどに、原作や登場人物の世界観を忠実に再現していると感じられる曲である。

脚本家の創る脚本が原作者の意図にそぐわず原作者が出動したと話題のドラマ「セクシー田中さん」とは対極にある曲と言っても良いかもしれない。「セクシー田中さん」はドラマも原作も触れた経験がないので、その辺はよく分からないのだけど。

ただ一物書きとしては、脚本家として予め伝えられていた指示から大きく外れてしまうのは、プロフェッショナルとしてどうかと思わなくもない。まあ、テレビ局が脚本家に報連相できていなかった可能性もゼロでないだろうけれども。


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さて、あたらよの「僕は……」だけれど、本曲で描かれている、想い人を通じて新たな世界を得られるといった話は、フィクションでない我々が生きているありふれた日常を繰る世界においても珍しい話でない。もっと言えば、想い人を通じずとも自分以外の他者と一定程度深く関わっていけば、自ずと得られるものである。

よく人間一人の人生を物語にたとえられることがあるわけだけど、実際のところ人間一人の人生とは物語というよりは、そのもの世界であって、関わり合いが深くなればなるほどに、自分の人生=世界と他者の人生=世界が交わり、未知の世界を知られるのである。

新たに知る世界が自分や他者にとって居心地の良いものであるかは定かでないが、いずれにしても自分だけの世界に居続けるよりも視野が広がるのは間違いない。自分だけの世界に居続けても感じられなかった感情を知ることも増えるだろう。自分だけの世界を生きていた時のままでは居られなくなるのである。

人間が他者と深く関わるとは、それだけ激動の出来事であり、感情や思考が大きく揺さぶられ、自分の人生の在り方が変わり、文字通り生きている世界が大きく変わることである。そんなにも感受性豊かな感想を逐一持ちながら他者と関わる人間もそう居ないだろうけれど。とはいえ、本来的にはそれだけインパクトのあることに違いない。

昨今はSNSを通じて、前述の世界と世界の邂逅が各所で起こり、様々な衝突や世界大戦とでも言うべき争いが日常的に起こっている。本来交わらない人々が交わっているなどと軽薄な話をする人間もいるが、そもそも赤の他人同士が出会い、深く関わっていくというのは、それくらい起こって然るべきことでしかない。それが可視化されているに過ぎない。

そんなことを考えさせられながらあたらよの「僕は……」を聴いている日々でもあるのだけど、一方でそうした世界と世界の衝突、あるいは世界と世界の交わりを通して知る新たな世界の美しさや喜び、それまでの自分の人生にはなかった彩りといった諸々が自分の人生にどれだけあるのだろうかと想いもしている。

そもそも本質的なところで他者に対して関心がないどころか、自分の人生というものにさえ関心が薄いので、繰り返し書いてきた人生という名の世界と世界の交わりが起こる程の関わりを持つことがない。だから、ある種自分とはかなり縁遠い話でもある。だが、果たして自分の人生はそれで良いのだろうかと想いもし、中々どうして悩ましい。

楽書きなので特に落ちもまとめもないのだけど、ブログはそれで良いにしても、自分の人生については流石にもう少し何らかの方向性というか改善というか、考えていかないと良くないよなあと思わずにいらない。年だけ重ねるとろくなことにならないことを年を重ねる度に痛感させられる。


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