気儘な読書記録をつけようと思う。
今回読んだのは「学び効率が最大化するインプット大全 ※1」である。
読書やセミナーなどの学習によるインプットの質を向上させる知見が書かれている一冊。
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一通り読んで感じたのは、読む目的や好みによって感想は別れるかなということ。
恐らく生活の様々なシーンから幅広く学びを得たいタイプの人にとっては、全体を通して得るものが多いと思う。
一方で、学習効率を上げるための方法を知りたいだけの人にとっては、chapter1・chapter7の2パートを読めば、後は不要なのではないかと感じた。
強いて言えば本の読み方について書かれているchapter2が役立つかもしれないことだろうか。
とりわけこれまで数を読む事に価値を見出してきた人にとって、深く読む事を重視する考えは目から鱗と言おうか、大袈裟な言い方をすればパラダイムシフトのような衝撃を受けるのではないだろうか。
ただ言われてみれば納得できる内容だと思う。
個人的にはどうだったかというと、自身完全に後者寄りで読み始めたので、chapter3〜chapter6は蛇足な印象を強く受けた。
英語の学び方については価値を感じたが、この4パートは全体的に著者の嗜好やバイアスのかかった価値観の羅列が多く、正直なところ読んでいて怠かった。
あくまで個人的な感想なので、読む人によってこの4パートに対する感想は変わると思う。
それこそ先程伝えた通り、生活の様々なシーンから学びを得たい人にとっては有益な情報が多いのではないだろうか。
個人的には、生活のあらゆる面に学習価値を与えようという思想は窮屈さしか感じられなかったので、合わなかった。
もっともchapter1・chapter7は、これまでの読書の仕方を見直そうかと思うくらいには学びのある内容であり、読書=読む・書くからなるインプット方法は、今後意識していきたいと感じた。
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